日本のアリ学の研究者が、ヒアリにはワサビの辛味成分AITCが有効であるという事実を発表しました。
日本でもコンテナなどから発見されて過去にもニュースになりましたが、ヒアリのまさかの弱点発見に、今後の予防策に有効な手段が講じられそうな予感です。
詳しく見ていきましょう。
このニュースのポイント
- 猛毒のヒアリにはワサビの辛味成分AITCが有効
- 今後、ヒアリが日本に侵入するのを予防するのに役立つ可能性が高い
- AITCはすでにお弁当用の防腐剤や、エアコンのカビ防止などに活用されている
<公式ニュースの引用>
強い毒を持つ外来種のヒアリも、ワサビの辛み成分には勝てないらしい。兵庫県立大の橋本佳明准教授(アリ学)らがその実態を突き止め、日本応用動物昆虫学会の英字誌オンライン版に発表した。日本への侵入を防ぐのに役立つ可能性があるという。
猛毒のヒアリにはワサビの辛味成分AITCが有効
アリ学者の研究者による実験で、ヒアリにはワサビの辛味成分が有効であると発見されました。
ワサビの辛味成分であるAITC(アリルイソチオシアネート)を入れたカプセルを練り込み、それを使用したワサビシートを用意。
その効果を検証した結果、ヒアリは死んでいたという結果が得られたようです。
今後、ヒアリが日本に侵入するのを予防するのに役立つ可能性が高い
ヒアリの弱点であるワサビの辛味成分AITC(アリルイソチオシアネート)を練り込んだワサビシートを、他国と自国間を行き交う積み荷などにかぶせることで、ヒアリによるこれ以上の被害を防げる可能性があるようです。
技術がさらに進化して、ヒアリ防止の効果が安定すれば世界中で役に立ちます。
研究者たちは、さらなる技術の開発を急いでいるようです。
AITCはすでにお弁当用の防腐剤や、エアコンのカビ防止などに活用している
ワサビの辛味成分であるAITC(アリルイソチオシアネート)は、すでにエアコンのカビ発生防止や、お弁当の防腐剤、抗菌シートなど私達の身近で使われています。
今後ヒアリの防止にも更に役立てば、他でも応用方法が広がりそうですね。
SNSからの声
今回のニュースを受けて、世間の反応はどうなのでしょうか?
SNSから主な声を一部ご紹介します。
「ヒアリがわさびに勝てないっておもしろいな」
「アリルイソチアシアネート、ヒアリ撃沈、か。防腐剤、エアコンの黴&悪臭防止に既に使用。ふーん🙁」
「殺虫かと思ったらワサビシートで荷物を覆う工夫なのね😃✨」
「これは、素晴らしい研究結果。 ワサビシートが、ヒアリ対策に効果あるのかも。」
「ヒアリは数世代でワサビに耐性を持ちそうだなあ 昆虫は世代交代のサイクルが短いから手に負えん🐞」
「そのうちワサビに耐性のあるヒアリ出てくると思うよ」
「あれだけ猛威を振るってるヒアリがワサビに勝てないって凄いな」
「毒ヒアリはワサビに勝てず って言うけど、唐辛子とかはどうなんだろう🤔」
「ワサビの各種成分、自分以外の植物や、害虫を周囲から駆逐する働きが有るけど、間抜けにもワサビ自身にも有害なので、自然界でワサビが大きく育ち難い原因。」
「猛毒ヒアリに対して、ワサビシートですら役に立つのだな。ワサビ本体だけでなく。」
「強い毒を持つ外来種のヒアリも、ワサビの辛み成分には勝てないらしい へええええ。ワサビも大したもんだな。」
「ヒアリとワサビのニュース、他にも応用のききそうな話だね。」
ヒアリとは?
ヒアリとはご存知、猛毒を持つアリです。
南米大陸原産で、アルカロイド系の毒を持っています。
アナフィラキシーショックが起きれば死亡に至ることもあり、殺人アリとも呼ばれています。
そのため、今回の発見は今後のヒアリ予防に大きく期待されています。
まとめ
猛毒ヒアリによる世界的な被害も、今回の研究結果がさらに進化すれば、世界的にも大きく役立つ可能性を秘めています。
今後の技術発展に期待ですね。